GoogleがWebブラウザ「Chrome」の正式版を公開
2008/12/13 Sat [Edit]
「Chrome」が早々とBETAを取り正式版になった。
GmailもGoogleカレンダーもGoogle DocsもいまだBETAなのに、
Chromeは早々とBETAを取ったのはこれ如何に?
Google,Webブラウザ「Chrome」のPCプリインストールを計画
これへの思惑がからんでいるという噂もあるが、真相はいかに。
2009年上半期にMac OS X版とLinux版をリリースする計画だそうですが、はたして?
Google Chrome について
2008/09/14 Sun [Edit]
有名ブロガー小飼 弾さんのブログ「404 Blog Not Found」の記事。
で、Safariについて。まず、cnetのパネリストがなんであれほど褒めるのかがいまいちよくわかりません。「速い」「きれい」とはいいますが、この二点に関しては Safari の方が上です。特に Chrome は今のところ Windows XP/Vista でしか動かないので Safari の美麗さが他を圧倒している感じです。ましてや普段は Mac 使いの私としては、「Chrome使う前にWindows使うのやめれ」と主張したくもなります。
フォントの美しさは格別、というよりMacではこれが当たり前でWindowsが醜すぎるだけなのだけど、全画面表示は出来ない。メニューの幅が狭いので通常のウィンドウ表示では広いのだけど、とにかく全画面表示がない。そもそもMac Userはウィンドウを画面いっぱいに拡大するってのがきらい(これは X window 系の人もそうだと思う)。それじゃ何のためのウィンドウなのかわからない。Windowsの最後のsって嘘つきもいいかげんにしろとよく思ったりする。
使っているOSの種類が2桁の小飼さんの話だけに、説得力があるか。GoogleはWindows版で試してみて、MacやLinux版はもっと完成度を上げないと太刀打ちできないとみているのか?それにしても、なぜChromeがWindowsで最初に出たのかを憶測してみると楽しい。「一番普及しているプラットフォーム」だからというより、「今では一番見劣りのするデスクトップ環境だけに、一番インパクトが与えられるのがそこだから」という理由なのではないか。Mac版やLinux版が出来ないわけがない(むしろFirefox Hackを見る限り、ブラウザーの開発難易度は Linux > Mac >>>> Windows という感じ)。しかし、これらのプラットフォームではChromeは「埋もれてしまう」。ブラウザーの進化と一緒にOSの進化も停滞したWindowsでこそ、ChromeはChromaticだ。
Google ChromeがMac版とLinux版を後回しにした理由
2008/09/07 Sun [Edit]
MODIPHI for iPhoneなどのiPhoneアプリ開発に乗り出している、iPhoneファンには(たぶん)おなじみの、モディファイ CEO小川浩さんのブログから。
「Firefoxはいい。Safariもいい(同じWebKitだし)。でも IEがこれ以上のさばるのは許せん」だから「まずはXP、そしてVistaを制覇すればイイ。」という論調。
ただ、ChromeがIEを駆逐できるかは現時点では非常に微妙でしょう。
そもそも今IEを使ってる人達ってのは、(たぶん)大抵のばあい、「ブラウザってなに?」あるいは「ブラウザの種類なんて興味ない」であろうから、ChromeがIEを浸食するのは並大抵な努力では太刀打ちできないでしょうね。正式版リリースの暁には、Googleのトップページや、Gmail,Map,リーダーなどの各種サービスページに大々的にChrome導入を促すような宣伝活動でもするんでしょうか。Chromeと各種Webサービスの親和性を強調するような感じで。
Google,Android向けサンプル・アプリにFlickr閲覧ツールを追加
2008/09/06 Sat [Edit]
Web体感速度を劇的に速める「Google Chrome」の狙いとは
2008/09/06 Sat [Edit]
(1)ユーザー・エクスペリエンスの向上
(2)開発環境の改善ユーザー・エクスペリエンスについて最大の特徴は,Webページの表示速度が飛躍的に向上したこと。ユーザーはGmailのようなAjaxを使ったWebアプリケーションをストレスなく使うことができる。高速化の背景としては,HTMLレンダリング・エンジンに「WebKit」を,JavaScriptエンジンに「V8」を採用している点が大きいとした。
WebKitはアップルが提供しているオープンソースのHTMLレンダリング・エンジンでSafariやAndroidで採用されている。グーグルでは「WebKitはWebページの描画速度が速い。また,コードがシンプルで改良しやすく,コード・サイズが他のエンジンに比べて4分の1くらいで済む」(アプソン氏)との理由で採用を決定した。
V8はグーグルが独自に開発したJavaScriptエンジンで,「他のJavaScriptエンジンに比べて数倍の速度を実現できる」(アプソン氏)。WebKitもJavaScriptエンジンを備えているが,「いずれ従来より複雑な処理を実行するリッチなWebアプリケーションが登場したとき,V8のようなエンジンが必要となる」(アプソン氏)と判断して独自開発に踏み切った。
(3)オープンソースへの貢献
他、こんなコメントも。(2)の開発環境と(3)のオープンソースに関しては密接な関係がある。アプソン氏は,「Chromeをオープンソースとして公開したことは,開発環境の改善につながる」と語る。まず,多数の技術者の協力を得て機能を改善していけるうえ,他のWebブラウザ開発にChromeの機能を利用することができるためだ。既存のWebサイトとの互換性に関しては「新しいWebブラウザが登場するとWebサイトの開発者を悩ませるものだが,Chromeに関しては,従来のWebKitに対応しているWebサイトならばほぼ問題ないとみている」(及川氏)という。
Androidなどモバイル・プラットフォームとChromeの関係については,「AndroidもWebKitを採用しているが,モバイルとデスクトップではWebブラウザに要求される機能が異なる。モバイル・ブラウザはChromeとは別の製品になる」(アプソン氏)とコメントした。
Chromeの配布に関しては,「グーグルの従来の製品と同じような手法で配布を進めていく。Chromeのサイズは7MBと非常に小さく,ダウンロードが容易。たくさんの人にダウンロードしてもらいたい」