Sonic Lighter―こんなバカバカしいiPhoneアプリがブームになってる理由は?
2008/09/27 Sat [Edit]
Smuleから出たSonic Lighter (iTunesリンク)というバーチャル・ライターのiPhoneアプリがえらく評判になっている。
それ自身はたいしたことないアプリだ。iTunesにバーチャル・ライターは10種類以上出ている。
Sonic Lighterは有料で、99セントもする。Zippoの公認バーチャル・ライターは無料だ。
私が思うに、皆がSonic Lighterに夢中になり、99セントを払う気になる理由はこうだと思う―Smuleはこのアプリにソーシャルな要素をビルトインすることによって、猛烈ないきおいでクチコミを広げることに成功した。このソーシャルな要素が、Sonic Lighterを使う上でバカバカしいが効果的なインセンティブとなったのだ。
このアプリはなぜ成功したのか? 熱心な読者なら私が8月にその点を指摘したのを覚えているだろう。Sonic Lighterは、ライバルと違って、単なるライター機能ではなく、人間がチームを作りたがる社会的群居本能と位置情報を巧みに結びつけて、ちょっとしたブームを巻き起こすことに成功した。典型的なクチコミの勝利だ。
ごくありふれたアプリに見えても、アイデア次第でヒットする。