MSの新キャンペーン「壁のない世界」は成功するか
2008/09/20 Sat [Edit]
これが「I'm a pc」のCMらしいが、何をアピールしているのかよくわからない。ビル・ゲイツが出てくることと、最後にWindowロゴが出てくることで「あぁMicrosoftのCMか」とわかるくらい。以下のMacのCMシリーズを知っている人は、「これに対抗したCMみたいだな」ということはわかるだろう。
以下、ITmedia AnchorDeskの引用。
ITmedia AnchorDeskでは、Macは女々しくWindowsは男らしい(タフで成功を手にしている)イメージを植え付けたいもの、と予想している。AppleはWindows社会の中のヒップなブランドだ。そのブランド力は「Macをゲット」CMよりもはるかに大きい。Crispin, Porter + Boguskyが手掛けた対抗キャンペーンが近視眼的なのは、それが1つの理由だ。Appleブランドの成功にはApple直営店やiPod、そして一連の製品宣伝キャンペーンの成功がはるかに大きく貢献し、「Macをゲット」の影響はごく小さい。
いずれにしても、「わたしはパソコン」のCMはWindowsユーザーに対し、「Windowsユーザーでもいいんだよ」と語り掛けるものになると予想する。Burger Kingの「おれは男だ」CMのようなものになるだろう。
このテレビCMが幅広い層にそっぽを向かれることはないだろう。わたしが見たところBurger KingのCMはそうなったが、Microsoftがそんなやり方を許すはずがない。しかしキャンペーン初期のCMが非常に男性的な感覚のものになるとは予想する。それがCrispin, Porter + Boguskyの特徴的なアプローチだ。CMは、女々しいMacと一緒にされたくない男性のWindowsユーザーにまずアピールしようとするだろう。彼らはタフで自立していて自信に満ち、成功を手にしている。なぜか。Windowsを使っているからだ。
私的には、これはWindowsとMacOSのイメージと言うよりは、例えば無骨なDELLのPCとおしゃれなMacでとらえれば「男」「女」のイメージはわからなくはないが、それではWindowsに逆効果であり、結局何をもって「男らしい=成功」をアピールしたいのかよくわからない。
ただ、Windows 7 があっと驚くすばらしいOSであって欲しいことには間違いない。
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